買取作家

原田直次郎

はらだ なおじろう

原田直次郎 について

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原田直次郎

原田直次郎(はらだ なおじろう(1863年10月12日)-1899年12月26日)は、洋画家。父は兵学者の原田一道、兄は地質学者の原田豊吉である。兄の遺児で、のちに元老西園寺公望の秘書となる原田熊雄を引き取っていた。

また、森鴎外の小説『うたかたの記』の主人公、巨勢のモデルでもある。1863年、遣欧使節に任命された池田長発に父が付き添い(横浜鎖港談判使節団)、そのまま4年間留学する形となった。

優れた洞察に基づいて、新たな分野に積極的に取り組むな父のもとで直次郎は、早くから外国語教育を受けていた。1870年、大阪開成学校に入学し、フランス語を学んだ。1873年、神田の東京外国語学校(旧外語)フランス語科に入学した。

1881年に外国語学校を卒業し、結婚。11歳の頃から、洋画家の山﨑成章につき、20歳で当時洋画家の最高峰であった高橋由一とその子源吉に1年弱学ぶ。

そして1884年、21歳でドイツに渡り、兄豊吉の友人画家ガブリエル・マックスに師事し、ミュンヘン・アカデミー(美術学校)に聴講生として登録。私費留学中は、ドイツ官学派(アカデミズム)の手厚い写実を身につけると同時にドイツ浪漫主義派の作風に影響を受け、世紀末趣味にも強い関心を示した。

またミュンヘンでは、陸軍省派遣留学生の森鴎外や画学生ユリウス・エクステルと交友を結ぶ。原田の自画像は少ないが、エクステルは「ある日本人の肖像」という題で、原田の等身大肖像画を描いた(バイエルン湖城庭園管理局蔵)。

1887年7月、東京に戻った。しかし国内は、洋画排斥の嵐のまっただ中にあった。10月に東京美術学校が設立されるも洋画科は置かれず(ただし開校したのは1889年2月)、11月に原田は岡倉覚三(天心)とフェノロサの支持母体で国粋主義的な龍池会に入会した。

同月19日、華族会館での龍池会例会で、フェノロサの絵画改良論(洋画排斥論)と狩野派を批判する講演をした(「絵画改良論」として『龍池会報告』第31号に収録)。

その後も、龍池会とその改組された日本美術協会にしばらく留まり、日本画の振興を目的とした美術展覧会に油彩を出品した。1888年に「東洋画会」特別会員になり、その機関誌に洋画を紹介。

なお、東京美術学校が学生を受け入れる1か月前の1889年1月、本郷6丁目の自宅アトリエで画塾「鐘美舘」を無料で開いた。1894年に閉鎖されるまで水野正英、小林万吾、伊藤快彦、和田英作、三宅克己、大下藤次郎などを指導した。

1893年頃、原田は発病した。しだいに歩行が困難になり、やがて寝たまま制作するようになった。そうした中、画壇にも大きな変化が起こった。1894年、第六回明治美術会展では、新会員黒田清輝・久米桂一郎などの外光表現が注目をあび、翌年の第七回展では、黒田など天真道場出身の画家が多く出品し、原田など古参会員の暗い画風との対比が明瞭になった。

当時のジャーナリズムは、その対比を旧派と新派の対立として扇動的に伝え、旧派が批判された。1895年、原田は第四回内国勧業博覧会に歴史画の大作「素尊斬蛇」を出品。

1897年、第八回明治美術会展に最期の大作「海浜風景」を出品。この作品は寝たまま、記憶のみで描いたと弟子の木下藤次郎は語った。1898年9月、療養のため、神奈川県子安村に転居。

しかし翌年12月26日、東京帝国大学第二医院にて死去。享年36歳。亡くなったのが若かったため作品数は少なく、確認できる油彩作品は35点程度である。

原田直次郎 の代表的な作品

  • 「靴屋の親爺」
  • 「騎龍観音」

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